顎関節症のサイン

顎が痛い

顎関節症の方で、顎の痛みを訴えられる方がおられます。これは大きく2つに分けられます。

一つは、耳の穴の約12mmほど前の方にある顎の関節そのものの痛みですが、普段じっとしていて痛むことはまれで食事やあくびの際に顎を動かしたときに感じることがほとんどです。

ですから、このような痛みを運動痛と呼んで、じっとしていても感じる自発痛と区別しています。

痛みの原因は?

やはり噛み合わせのズレにあることが多いです。咬み合せによる顎のズレがあると、下顎についている顎関節を作っている骨の突起(関節頭)もズレてしまいます。

関節頭がズレると、その上にのっている関節円板という座布団のような形をした軟骨が圧迫されて変形したり、偏位したりするのです。
そうすると、この突起部分が顎関節の弱い部分(バイラミナゾーン)を圧迫して痛みが出てしまいます。

その結果、顎を開け閉めしたり食事を咬んだりした時に、顎関節に痛みを感じるのです。
また痛みは、無理して固いものを咬んだ後や長い時間頬杖をついて顎関節に負担をかけてしまったときに起こってきます。

このタイプの痛みが起った時は、まず顎関節に力をかけずに安静にすることが必要です。
そして、右の顎関節が痛むときは、左の奥歯で食事を咬むことが大切で、なるべく顎を動かさないで負担をかけないことです。

もう一つのタイプの痛みは、耳の下あたりに出てくる痛みで、普通はこれも自発痛ではなく、指で押さえたときに痛みを感じる圧痛と呼ばれるものです。これは、下顎についている靭帯に負担がかかった場合に起こってくると考えられています。

どちらのタイプの痛みも顎関節症の典型的な痛みですが、やはり根本の原因は咬みあわせの異常に伴う下顎のズレということになります。

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